2013年01月24日
熊本の妖怪 37 池上の大蛇

今日は池上の大蛇の話です。
今からおよそ千二百年ほど前、熊本市池上(くまもとしいけのうえ)は広い広い池だったそうな。
この池には、一匹の恐ろしい大蛇が住んでおってな。
ときどき里へ姿をあらわしては、田畑を荒したり家畜をさらったりするもんで、
村の者はみんな、びくびくしながら暮らしておったんだと。
そんなある日、とうとうたまりかねた村人たちは、肥後の国司、
道君首名(みちのきみのおびとな)に助けをもとめた。
首名は村人たちの困りようをよく知っておったでな、
さっそく妙観山の観音堂にこもって、毎日毎日そりゃあ熱心に祈りつずけたそうな。
したらある夜のことじゃ。
一人の老人が夢枕に立っていうた。
「味生(あじう)の池のほとりでお経をよむのじゃ。そして寺を建てるがよい」首名はさっそく京へ上ると、
天子(てんし)にこのことを告げた。
天子はすぐさま僧真澄(しんちょう)をつかわしなさってな、大蛇を退治させることにしたんだと。
さて京を旅立ち、何日もかかって肥後の国に入った真澄は、やっとのことで妙観山にたどりついた。
するとそのときじゃ、夢の中のあの老人があらわれたではないか、
そして、「われは白山権現(はくさんごんげん)じゃ、早く寺を建て大蛇を退治するがよい、
われは守り神としてこのあたり一帯を守ってやろう」と静かにこう言うと、
すうっと消えてしもうたんじゃと。
こうして権現に力ずけられた真澄は、池のまわりに千人の僧を集め、百日間のお祈りを始めた。
すると百日目の昼過ぎのこと。
急に空が暗くなったかと思うと、激しい雨とともに竜巻が起こった。
池は狂ったように大きく波うってな、とその時じゃ、突然池の中から、目をらんらんと輝かせた大蛇があらわれた。
僧たちの読経(どきょう)の声は、ひときわ高く鳴りひびく。
その中を、大蛇は真赤な火をふきながら、尾をふり乱して、竜巻と共にに天へと昇って行くのじゃった。
それ以来、村には平和な日々が戻ったそうな。
そして和銅(わどう)三年、真澄は近くの山一帯に百二十の寺を建て、
妙観山功徳池辺寺(みょうけんざんくどくちへんじ)を開いたと云われておる。
とういう事です。
白山信仰、読経によって蛇退治。
しかし、池上と白山はずいぶん離れています。
そういう信仰もあるのか。
ちなみに蛇、火を噴いてますねー。
蛇やドラゴンはなんで火を噴くのでしょう。
おなかの中のためモノが腐ってガスが発生。
歯で火打石をやって炎を吐き出す!
くさい!!!
おならを凝縮、逆流させ、火打石、吐き出すーーー!!
こっちもくさい。
寒いのはどうすんだ。
吹雪をはくのはどうしよう。
つーパパが中に入って発射するしか・・・。ないか。
しかもいかにもは虫類、温度調節できなさそうなね。
で、池上の大蛇!のお話でした!
和太鼓教室おんがくの森代表・坂本新吾
メール wadaiko@ongakunomori.net
電話 08033760407
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Posted by 和太鼓×子育て つーパパ 熊本 at 13:19│Comments(0)
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