2012年11月29日
熊本の妖怪 24 木原山の鬼

つーパパが描く肥後の妖怪画!!
今日は、
木原山の鬼!!
こういう伝説が残っております。
つーパパが和太鼓の指導に行っている、
熊本市富合のお話ですね。
そこには木原山(雁回山)という山があります。
日本三大不動尊の一つ、木原不動尊があります。
その副住職は同級生でお友達なんだよーー。
で、その木原山には99の谷があるという事で、
その谷が出来たお話。
昔、木原山には鎮西八郎為朝が城をかまえていたそうな。
源氏の義経が九郎で、為朝が八郎です。
で、為朝は鬼を使役していました。
使っていた、とは言っても、
為朝は働き者の鬼をたいそう可愛がっていました。
鬼も、為朝のために社を作ったり、池を作ったり、
頑張っていましたよ!
ある日、為朝が鬼に言いました。
『日ごろ、尽くしてくれているので褒美をやりたい。なんでもいってくれ。』
鬼『いやいや、私しゃ金棒いっちょあると十分ですけー。』
為朝『まあまあ、そう言わないで言ってみなさい。』
鬼『じゃあ、まえまえから一回だけ・・・。いやいやいやいや、やっぱりやめますう。』
為朝『いやいやいやいや、そんなこと言わずに』
鬼『うーーーーん。それじゃあ。。。。一回でいいから!!人間をたべてみたかとです!!』
為朝『えーーーーーーーーーーー!!』
という事で、
人間は簡単に食べられては困る、
という事で、
一晩で100個の谷を木原山に掘れたら、よいぞ!!
と言いました。
鬼はやったーーーーー!!人間が食えるーーーー!!
とスキップしながら山を掘ります。
夜寝ている間にも、山が崩れる音が鳴り響きます。
とうとう為朝が起きだしてみると、
なんと99の谷が出来上がっていました。
慌てた為朝は、
鶏を連れてきて、『コッケコッコーーーーー!!』と鳴かせたので、
そこで、タイムアウト!!
木原山には99の谷が出来て、
人間も食べることはなかったとさ。
雁回山周辺には、縄文時代の貝塚などが点在しています。
今では海は数十キロ行かないとないのですが、
昔は豊かな海の幸、山の幸に恵まれて、
縄文人にとって暮らしやすかったことでしょう。
また、山を越えると、100をはるかに超える塚原古墳群があり、
朱塗りの真っ赤な古墳が発掘されています。
火の君と呼ばれる女王の勢力下でもあった地域です。
話の舞台、鎌倉時代には、
そういった先住の民族が鬼(奴隷)とされてきたのかもしれません。
熊本には、大和朝廷に組しなかった勢力(熊襲など)があって、
九州平定後は野蛮人とされてきましたから、
そういった勢力が奴隷とされてきたのかもしれませんね。
和太鼓教室おんがくの森代表・坂本新吾
メール ongakunomori1978@gmail.com
電話 08033760407
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Posted by 和太鼓×子育て つーパパ 熊本 at 10:07│Comments(0)
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